銀行は皆さんおなじみですよね
そんな私たちの生活を支えている銀行がどこでいつできたか気になりませんか?
今回は銀行の起源について解説していきます
銀行の起源
まず舞台は中世のイタリアです
当時、アジアとヨーロッパの間にあったイタリアは東方貿易が盛んにおこなわれていました
ヨーロッパの人々は香辛料を強く求めていて
その理由としては肉の保存や臭み消しのためでした
陸路、海路が存在しましたが、どちらも危険が伴う危険な旅です
当時は今ほど航海技術や船の制度が高いわけでもなく、海賊などの存在もありました
そこで取引のための現金を持っているということはリスクでした
そのため生まれたのがバンコ(バンクの語源)です
バンコはキャッシュレスサービスをはじめ、商人たちの強い味方となりました
コラム
ヴェネチアでは造船、航海技術が磨かれていき
船は帆船ではなく、大勢の漕ぎ手が動かすガレー船が採用されました。理由は戦闘に有利であったためです。大勢の漕ぎ手が兵士に変身することができました。
また羅針盤が登場して方位が書き込まれたポルトラーノ海図が開発されました。
それにより一気に商圏が拡大し、ヴェネチアの商人は地中海貿易の主人公となりました
バンコの拡大
そして富を築いていったヴェネチア商人たち、しかし彼らは常に狙われる存在でした
そこでバンコは「為替手形」取引を始めました
バンコはこの取引で手数料を取り、この為替手形には多くの需要があったためバンコはかなり儲かり、パリやロンドンに支店を持つ巨大な組織へとなっていきました。
利息の誕生
当時キリスト教が大きな力を持っており、キリスト教の教えには
商人が「利息を取ること」を禁じる事項がありました
そのため商人が借りたいと思っていても、なかなかバンコが金を貸すのは困難でした
そのため商人は「利息ではない」という建前で、利息を「失われた機会の補償」として受け取りました
これは「インテレッセ」と呼ばれており、「interest(利息)」の語源となりました
利息は利息をごまかす建前から始まったのです
これらの取り組みにより500年以上経った今でも存在する銀行が誕生し、その規模を広げていったのです
まとめ
いかがだったでしょうか
銀行は身近にありますが、その起源は大変興味深いものでした
これからも身近なものの解説などを行っていくので興味ありましたら他の記事もご覧ください!
最後までご覧いただきありがとうございました
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